新生児は産まれてから30日以内の子供のことを指すらしく、もう乳児となった我が子。
苦行だった寝かしつけも少しは慣れてきた。
眠いのか、お腹が空いているのか、うんちなのかがなんとなく分かるようになってきたし、抱っこの体勢、腕の使い方、沐浴、縦抱き、横抱き、おくるみの方法など、毎日いろいろなことを覚えている。
とはいえ、寝かしつけに失敗することもまだまだ多い。
寝る時間が少なくなったり、日中も仕事する時間が削られたりと、心身ともに困憊。
これをワンオペでやるなんて考えられん。メンタルマジやられる。
そんな中、親戚の同級生のパイセンから、
「今がとても大変だろうけど、今しかこの時は無いから楽しんでね!」
とメッセージをもらった。
その時は普通に、
「ほんと大変ー!でも楽しみます!」
みたいなことを返した。
でも今日、ふと思った。
本当に、手のかかるこの時期は今しかないのかもしれない。
新鮮味というか、まだ実感もない。
ただただ慌ただしく、目の前のことをこなして毎日が過ぎていく。
そして気づけば、もう一カ月半くらい経っている。
早いな、と思った。
そうこうしているうちに、あっという間に半年になって、我が子もすくすくと育ち、体重も増えていくんだろう。
そうなった時。
今、腕の中にいるこの小さい我が子は、本当に今しか抱けないんだな。
もちろん、成長してほしくないわけじゃない。
大きくなっていくことは嬉しい。
ただ、せっかくのこの時間を、少し無駄に、大雑把に過ごしてしまっているんじゃないか。
そんなことを思った。
そう思った瞬間、とりあえず今抱いているところを動画に撮ろうと思った。
なんてこともない。
ただ抱き上げているだけの動画。
PCのインカメだから画質も良くない。
映えるわけでもないし、何か特別なことが起きているわけでもない。
でも、こんな動画こそ5年後、10年後に見たら、ものすごく懐かしく思えるのかもしれない。
「こんなに小さかったんだな」
「こんな抱き方してたんだな」
「この頃、全然寝なかったんだよな」
そんなことを思い出すのかもしれない。
今は毎日見ているから、変化なんてほとんど分からない。
でも実際には、昨日より今日、今日より明日と、確実に大きくなっている。
もしかしたら、人生の中でこれほど成長を間近で感じられる時期は、今なのかもしれない。
一日一日が、確実に過ぎていく。
当たり前なんだけど、一日は一回しかない。
昨日の我が子には、もう会えない。
今日のこの大きさも、この重さも、この泣き声も、この抱き心地も、今日が終われば少しずつ過去になっていく。
なんだろう。
今まで、こんな感覚になったことはなかったかもしれない。
勿体ないというか。
噛みしめようというか。
せっかくだから、ぞんぶんに味わおう。
大変なのは変わらないし、「早く寝てくれ」と明日もきっと思う。
それでも、その大変な時間ごと、あとになったら戻りたくても戻れない時間なんだろう。
だったらせめて、たまには立ち止まって。
今日の我が子をちゃんと見ておこうと思った。