いのち

日々のこと

出産に初めて立ち会う機会を得た。計画無痛分娩のため、朝から入院し分娩室へ。麻酔を入れ始めると、それまであった前駆陣痛や恥骨の痛みも緩和され、なんなら痛みを全く感じなくなり、妻にとって久しぶりの安らかな時間が訪れていたように思えた。

子宮口が開くのにも時間がかかる。結局10センチ開く頃には陽が傾き始めていた。陣痛などの痛みはないが、体には負担がかかっているので、眠いような、体がだるいような症状に寝たり起きたり。もし、自然分娩だったらこうはいかなかっただろう。

胎児の頭の回転を自然に待ちつつ、入院した時刻から14時間後に無事出産。分娩室に威勢の良い鳴き声が響き渡った。母子ともに本当によく頑張ったと思う。

妻のいきむタイミングに合わせて姿勢をサポートするたびに、出産の大変さ、言葉にするととても軽くなってしまうのが心苦しくはあるのだけれど。

「命懸けで命を産む。」

その一連にただただ、圧倒させられた。

一夜明けて、すやすやと眠る我が子。
それをとても愛おしく、見つめる妻。

この瞬間の光景を、いつまでもそばで見ていたい。

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